ネットワーク比較
2026-08-26 の測定記録です。Manaka の 12 種類の重みを、同じ 16,384 局面の検証用データで評価し、方策の交差エントロピー(CE) と top1 の順位を比較しました。
結論から言うと、2 指標の順位は一致しません。
条件
manaka-train に検証専用コマンドがないため、各重みは検証前に 1 ステップだけ追加学習されています。約 293,000 ステップの 1エポックに対する 1 ステップなので影響は小さいとみなしますが、条件として記録します。
全実行で同じ検証用データと既定の --q-ratio 0.5 を使用しています。
結果
CE の小さい順。gap は top1 順位 − CE 順位です。
| 構成 | 検証 CE | CE順位 | top1 | top1順位 | 順位差 | value_sign |
|---|---|---|---|---|---|---|
| f4 | 2.6336 | 1 | .3325 | 3 | +2 | .6885 |
| pairtie | 2.6550 | 2 | .3267 | 6 | +4 | .6909 |
| ks | 2.6911 | 3 | .3307 | 4 | +1 | .6973 |
| m16 | 2.6924 | 4 | .3262 | 7 | +3 | .6802 |
| f2 | 2.7213 | 5 | .3369 | 1 | −4 | .6936 |
| order2 | 2.7272 | 6 | .3292 | 5 | −1 | .6973 |
| pair0 | 2.7392 | 7 | .3219 | 9 | +2 | .6980 |
| lse4ks | 2.7407 | 8 | .3159 | 11 | +3 | .6789 |
| h2256 | 2.7720 | 9 | .3105 | 12 | +3 | .6637 |
| pair64full | 2.7871 | 10 | .3339 | 2 | −8 | .6755 |
| base | 2.8009 | 11 | .3199 | 10 | −1 | .6902 |
| lse4 | 2.8109 | 12 | .3232 | 8 | −4 | .6915 |
CE と top1 の Spearman 順位相関は +0.476。
分かったこと
- CE と top1 は同じ指標として扱えない。
pair64fullが最も分かりやすく、top1 では 2 位だが CE では 10 位。- この重み群では
pair0がbaseを両指標で上回る。ただし、古い Elo 対局は別の重みなので矛盾ではない。 h2256は両指標で弱く、古い Elo の傾向とも一致する。
古い Elo 順位もある 8 構成では、top1 の方が CE より強く相関しました(+0.738 対 +0.405)。ただし重みが違うため、どちらの指標が正しいかの証明には使いません。
次の測定
この 12 個の同じ重みで Simulations = 0 の総当たりを行います。Elo・CE・top1 を同一重みに揃え、過去比較の最大の交絡要因を除きます。